文章を生み出せるAIライティングに興味をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
執筆や提案、プログラミングなど、幅広い分野で活用できることから、自社に取り入れてみようと考える方も多いはずです。
また、このときに気になるのが、どういったAIライティングを利用できるのかということ。
そこでこの記事では、おすすめのAIライティングサービスや、活用方法についてご紹介します。
日本で人気のサービスを詳しく解説しているので、AIライティング導入の参考にしてみてください。
初心者でも使えるおすすめのAIライティングサービス8選
現在、日本で有名なAIライティングサービスは、以下の7つ。
- ChatGPT
- Catchy
- NotionAI
- Transcope
- Poe
- AIのべりすと
- Rytr
- Clipdrop
まずは、各AIライティングサービスの特徴や費用感についてご紹介します。
また、どういった機能が使えるのかも詳しく解説しているので、触れてみたいサービスを実際に利用してみてください。
①ChatGPT
ChatGPTは、人工知能を研究しているOpenAIが提供しているAIライティングサービスです。
まるで人間と会話しているかのように、利用できることはもちろん、抽象的な指示にも柔軟に対応して、読みやすい文章を生み出してくれます。
また、出力された文章にコメントを追加することで、内容をブラッシュアップできるのも魅力です。
より品質の高いコンテンツを生み出せるため、成長を期待できるサービスだといえます。
利用できるAPIも充実しているので、ぜひライティングの精度を確認してみてください。
ChatGPTの特徴 |
|
提供元 | openAI |
費用感 | 基本無料
※有料プラン($20/月)を利用すれば、応答速度や安定性が向上 |
登録の要否 | 必要 |
②Catchy
Catchyは、AIアシスタントサービスを提供する株式会社デジタルレシピが提供しているAIライティングサービスです。
日本最大級のAIライティングサービスといわれており、キャッチコピーやアイデア、企画などを自動生成できます。
約100種類の生成ツールを利用でき、ライティング、コーディングなど幅広いシチュエーションで活用できるのが特徴です。
自分だけではアイデアを思いつけないというときに、さまざまなヒントをゲットできるサポートツールだといえます。
Catchyの特徴 |
|
提供元 | 株式会社デジタルレシピ |
費用感 | 基本無料
・スタータープラン:3,000円/月~ ・プロプラン:9,800円/月~ ・エンタープライズプラン:要問合せ |
登録の要否 | 必要 |
③NotionAI
NotionAIは、資料作成・管理や業務管理として利用できるNotionを提供するNotion LabsのAIライティングサービスです。
Notionのワークスペース上でAIサービスを利用でき、チームの業務効率化を実現できます。
高性能な文章作成を利用でき、情報の整理やアイデアの抽出など、検討が必要な業務を手広くサポートしてくれるのが特徴です。
また、Notionに出力された文章は、そのままNotion内にコンテンツとして保存できるため、出力内容を簡単に管理できます。
Notionユーザーの生産性をさらに向上させるAIライティングサービスとして、注目が集まっています。
NotionAIの特徴 |
|
提供元 | Notion Labs |
費用感 | 基本無料
・プラスプラン:$8/月 ・ビジネスプラン:$15/月~ ・エンタープライズプラン:要問合せ |
登録の要否 | 必要 |
④Transcope
Transcopeは、ブロックチェーン・AI関連の事業を展開するシェアモル株式会社のAIライティングサービスです。
例えば次のような機能を使ってAIライティングを実施します。
- キーワード・URLベースのコンテンツ生成
- 画像ファイルからコンテンツ生成
- CSVからコンテンツ生成
- 競合分析
- 見出し構成ベースのコンテンツ生成
- AIリライト
- 誤字脱字チェック
- Google検索順位調査
キーワードの上位記事を考慮したSEOライティングを自動で実施できる便利なツールであり、現在、OpenAIが提供する最新のAIアルゴリズム「GPT-4」を利用できます。
そんなTranscopeのサービス内容・料金を詳しく見ていきましょう。
Transcopeの特徴 |
|
提供元 | シェアモル株式会社 |
費用感 | 基本無料
・Basicプラン:10,000円/月 |
登録の要否 | 必要 |
⑤Poe
Poeとは、アメリカのカリフォルニア州に本社をもつ「Quora」が提供しているAIライティングプラットフォームです。
Poeでは、豊富なアルゴリズムの中から、AIライティングに利用したいものを指定して、手軽に指示出しを行えます。
例えば、次のようなアルゴリズムをまとめて利用できるのが魅力です。
- ChatGPT(GPT-3、GPT-4)
- Claude(instant、instant-100k、+)
- Sage
- Dragonfly
手軽に豊富なアルゴリズムを利用できるため、わざわざサービスを切り替える必要がありません。
そんなPoeのサービス内容・料金を詳しく見ていきましょう。
Poeの特徴 |
|
提供元 | Quora |
費用感 | 基本無料
・月額プラン:3,000円/月 |
登録の要否 | 必要 |
⑥AIのべりすと
AIのべりすととは、株式会社Bit192によって提供されている文章生成ツールのことです。
AI機能を用いて文章を生成でき、小説執筆やアイデア出しなど、文章作成のサポートに役立ちます。
また、プロンプトと呼ばれる指示出しを行うことによって、イメージを文章に変換してくれるのがツールの特徴。
ライトノベルで有名な「なろう小説風」の文章を作成できるほか、ハードボイルドな探偵小説風の文章生成など、シチュエーションや表現方法を自在に変更できます。
そんなAIのべりすとのサービス内容・料金を詳しく見ていきましょう。
AIのべりすとの特徴 |
|
提供元 | 株式会社Bit192 |
費用感 | 基本無料
・ボイジャープラン:970円/月 |
登録の要否 | 必要 |
⑦Rytr
Rytrは、AIライティングそしてAIイラスト生成の両方に対応できるAIサービスです。
指示内容を細かく設定しながらライティングできるほか、短時間でハイクオリティな文章・画像を生成できることから、世界的なシェアを獲得しています。
またRytrは、AIライティングそしてAIイラストについて、次のようなサービスを利用できます。
- コピーライティング
- チャットライティング
- 画像生成
指示事項を細かく設定できるコピーライティングを利用すれば、簡単な設定作業とキーワード指示でハイクオリティな文章を生成できます。
そんなRytrのサービス内容・料金を詳しく見ていきましょう。
Rytrの特徴 |
|
提供元 | Rytr |
費用感 | 基本無料
・セイバープラン:月間50,000文字まで生成可能(月額9ドル) |
登録の要否 | 必要 |
⑧Clipdrop
Clipdropとは、AI関連サービスを開発している「Stability AI」が提供するAIイラストサービスです。
もともとGoogleの社員3名によって作成されたサービスであり、2023年に正式買収されました。
そして、Clipdropの魅力となるのが、ブラウザで直感的に画像を編集・生成できることです。
画像生成AI「Stable Diffusion」で有名なStability AI社が買収。
現在は、開発当時よりもハイクオリティな画像編集ができるようになっています。
基本無料で利用できるAIイラストサービスとして、世界各国のユーザーから利用されている人気ツールです。
Clipdropの特徴 |
|
提供元 | StabilityAI |
費用感 | 基本無料
・有料プラン:782円/月 |
登録の要否 | 不要 |
AIライティングを活用して効率よく記事を生み出す方法
続いて、AIライティングの活用方法を4つご紹介します。
より良い文章を生み出すヒントをまとめているので、自身の目的に合致する項目をチェックしてみてください。
①大前提|サポートツールとして利用しよう
AIライティングは、条件を与えることによって高品質な文章を提案してくれます。
ただし、提案してくれる内容が「必ずしも正しい内容」であるとは限りません。
中には、誤った情報を提案してくる場合もあるので、出力された内容を確認せずに利用するのは控えましょう。
大前提としてAIライティングは、右から左へ流すように使えるツールではなく、アイデアの参考などサポートツールとして利用できるものとして認識してください。
②キーワードから記事構成を提案してもらう
AIライティングは、特定のキーワードおよび問いかけを行うことによって、記事構成を作り出してくれます。
まとめたい内容があるけど、全体の内容を決めきれないという際には次のような文章で記事構成をまとめてもらうのがおすすめです。
- 例1「〇〇(キーワード)について、初心者に必要な知識を網羅した記事構成を作って」
- 例2「検索上位の記事を参考に〇〇(キーワード)の記事構成を整理して」
③記事構成のブラッシュアップ
AIが記事構成を提案してくれたら、一度内容を確認しましょう。
中には、不要な項目が含まれているなど、意図しない流れになっている場合もあります。
そこで、構成の品質を高めるため、提案してくれた構成に対してもう一度指示を送ってみましょう。
- 例1「記事構成の流れを基礎知識、メリット・デメリット、おすすめユーザーの順に整理し直して」
- 例2「もう一度〇〇向けの記事構成を作り直してください」
ブラッシュアップは何度も繰り返せます。
納得のいく構成ができるまで試してみてください。
④各見出しを記事にしてもらう
記事構成を準備できたら、その内容を文章にまとめてもらいましょう。
見出しを記事にしてもらうためには「この内容を詳しく説明して」という風に指示するだけ。
AIは、その内容を読み取り、自動で記事を作り上げていきます。
最後に、抽出された文章を読み、自身の言葉に書き換えたり、装飾を加えたりすることで、読みやすい文章が完成します。
まるごと利用すると誤りや読みづらさがあるので、最後は人間の手で読みやすく書き換えることが大切です。
おわりに
この記事では、AIライティングを利用できるおすすめサービスと利用方法についてご紹介しました。
簡単な手順で文章を生み出せるほか、精度も高いため文章作成の相棒として活躍してくれます。
ただし、出力された内容に誤りがあるなど、最終確認は人間で行うことが大切。
まずはAIライティングの精度を知るために、本記事で紹介したサービスを利用してみてはいかがでしょうか。