最近ChatGPTがアップデートしたらしいけどどんな内容なの?
GPT-4で新しく何ができるの?
2023年11月、OpenAIがGPT-4のアップデートをリリースし、ChatGPTの機能が大幅に向上しました。
それに伴い、何がアップデートしたのか気になっている人も多いのではないでしょうか。
そこでこの記事では、今回のアップデートで更新されたポイントについて解説します。
普段からChatGPTを使っている方は、今後の活用の参考にしてみてください。
また、ChatGPTとは何なのか詳しく知りたい方は以下の記事がおすすめです。
特徴やできることを詳しくまとめています。
ポイント①2023年4月までの情報を回答できるようになる
今回のアップデートで大きく変化したのが、GPT-4が2023年4月までの情報に対応できるようになったことです。
これにより、ChatGPTの利用ユーザーは過去のできごとやトピックに関連する情報をさらに幅広くゲットできるようになりました。
例えば、次のような質問にも対応できるようになっています。
- 直近の歴史的なできごと
- 科学的な進歩
- 新型コロナウイルス関連の情報
- AIが普及し始めている現代の動向
特に重要視されているのが、AI関連について蓄積された情報をGPT-4が回答できるようになったことです。
少しでも新しい情報をゲットしたいなら、有料版のGPT-4を活用してみてください。
ポイント②ChatGPT Plusの全追加機能がまとめて使える
さまざまなツール・プラグインを活用してChatGPTを幅広い用途にできていたChatGPT Plusが、アップデートにより豊富な機能をまとめて使えるようになりました。
例えば、次のような機能を追加料金なしで利用できます。
- 高度なカスタマイズオプション
- 特別なツールへのアクセス
- 優先サポート
アップデートによってChatGPTのユーザーエクスペリエンスが向上したことはもちろん、有料会員ならではの機能を最大限に活かせるようになりました。
ChatGPT Plusの機能が多すぎて使いこなせていなかった方は、今回のアップデートを機に、業務や作業効率化に役立ててみてはいかがでしょうか。
ポイント③GPTsで目的別のChatGPTを使える
今回のアップデートにより、新機能としてオリジナルのChatGPTを作成・共有できる「GPTs」という機能を使えるようになりました。
GPTsを使えば、あなたが求めるAI機能を搭載したChatGPTを生成できます。
例えば、次のようなGPTsを生成できるのが魅力です。
- 医学に詳しいアドバイザーのGPTs
- 技術の相談をできる上司としてのGPTs
- 面白い話を教えてくれるエンターテインメント特化のGPTs
それぞれ、条件を設定しながらキャラクター性のあるGPTsを生成できます。
GPTsについて詳しく知りたい方は、以下の記事がおすすめです。GPTsの作り方も含めて詳しく解説しています。
アップデートは有料プランのみ、無課金ユーザーは変更なし
2023年11月に実施されたGPT-4のアップデートですが、残念ながら有料プランのみの更新です。
無課金でChatGPTを利用しているユーザーは、アップデートされた新しい機能を利用できないので注意してください。
ただし、今後さらなるバージョンアップがあれば、無課金でもGPT-4を利用できるようになるかもしれません。
無課金のまま、今回の更新された機能を使いたいのなら、もう少し時間がかかると覚えておきましょう。
11月のアップデートで変わったこと
2023年11月のアップデートにより、今後ChatGPTの使い方が変化すると言われています。
参考として、アップデートにより変わると言われているポイントを3つ整理しました。
最新機能をうまく使いこなしたい方は、ぜひ各項目をチェックしてみてください。
①充実したAI情報を解答できるようになる
GPT-4は、今回のアップデートにより「情報の正確性」「データ収集の幅広さ」が向上しています。
特に歴史や科学、技術といったトピックのレベルが上がっており、信頼性の高い回答が期待できるのが魅力です。
以前までのChatGPTの回答には間違った情報が混じっていましたが、今回のアップデートによりその誤情報が減ると言われています。
②ワンストップで指示を実行できるようになる
ChatGPTの有料機能「ChatGPT Plus」を設定できるようになったことから、スタートからゴールまでのタスクをワンストップで実施できるようになったと言われています。
例えば、次のような手順をクリックひとつで実施できるようになりました。
- データ収集
- データ分析
- データのグラフ化・表化
- 結果のテキスト生成
- 資料作成
- プレゼン資料の準備
複雑なタスクを単一の指示で実行できることはもちろん、迅速かつ効果的にインプット・アウトプットできます。
これによって、業務効率や作業効率の向上を期待できると言われています。
③自分だけのAIを手軽に作成できる
今回の更新により、自分の求めるChatGPTを手軽に用意できるようになったと言われています。
例えば、仕事をする際のスケジュールやタスクを管理してくれる「秘書」としてのChatGPT、他にも、体調が悪いときに病気の相談ができる「医師」としてのChatGPT、さらには、夜ごはんが思いつかないときにアイデアを出してくれる「シェフ」としてChatGPTなどを生成できます。
まるで小さな会社をもち、部下に指示を与える社長のような流れで自分だけのAIを作成できるのが魅力です。
仕事および会社のニーズに合わせてChatGPTをカスタマイズしたいなら、GPTsの機能を最大限に活用してみてはいかがでしょうか。
おわりに
この記事では、2023年11月にOpenAIがリリースしたGPT-4のアップデートの概要について解説しました。
変わったポイントは「回答範囲が拡がったこと」「ChatGPT Plusを一括して使えるようになったこと」「自分だけのChatGPTを生成できるようになったこと」の3つです。
これからChatGPTを活用して業務効率化・作業効率化を目指したいのなら、2023年11月のアップデートを機に、有料プランを導入してみてください。