それなら、リアルタイムでオンライン作図を共有できる「cacoo」を利用してみてはいかがでしょうか。
この記事では、cacooの概要や利用目的、メリット・デメリットをご紹介します。簡単操作で幅広い業務に利用できるので、テレワーク中の作業共有ツールとして参考にしてください。
作図ツール「cacoo」とは?
出典:cacoo公式サイトより
cacooとは、福岡県福岡市に本社をもつ株式会社ヌーラボが提供しているオンライン作図ツールのことです。
オンラインを通して作図ができることはもちろん、画面をシェアして複数人で作業できます。
また、対応している作図パターンが豊富に用意されていることから、自由自在に作図できるのが特徴です。
テンプレートを使用すれば、初心者でもプロ並みの作図ができるほか、安定したデザインを提供できることから、業務効率化のツールとしてもおすすめです。
cacooを利用する3つの目的
オンライン作図ツールのcacooでは、幅広い資料をデザインできることから、業務や打ち合わせなど、仕事の中で活用しやすいのが特徴です。
まずはcacooを利用する参考例として、3つの目的をご紹介します。
①コンセプトデザイン
cacooは、資料サイズを自由に設定できるほか、さまざまな図形を利用できることから、ホームページや資料作成のベースとなるコンセプトデザインに利用できます。
例えば、どの位置に画像を配置するのか決めたり、フォントの列数を考えるなど、資料作成のベースを準備できるのが特徴です。
コンセプトデザインは、スムーズな資料作成にとって必要不可欠なデザインです。
複数人で共有しながら、コンセプトデザインを考えていけることから、様々な意見を取り入れたデザインを生み出せるでしょう。
②ワークフローの作成
業務全体の流れやスケジュールを決めるために、ワークフローを作成することも多いでしょう。
cacooでは、図形やフォントやラインを活用して、簡単にワークフローを作成できます。
作成機能の中には、フォントデザインの変更や図形の色付けを行えるため、見やすい資料作りに対応できるのもポイントです。
また、ワークフローの作成を活用して、次のような図を生み出せます。
- ブレインマップ
- ツリーマップ
編集画面内を自由に操作できるので、自分のイメージする資料を作図してみましょう。
③資料作成
cacooは、資料作成の媒体として利用できます。
例えば、報告書の整理に必要となるフォント、図形、画像を自由に挿入できます。
また、ページ挿入によって資料を一括管理できるのも特徴です。
アカウントを所持していれば、好きな場所で利用できるため、テレワークの導入に合わせて利用しやすいサービスだといえます。
エクセルやワードを利用する場合、様式に当てはめて資料を用意することが必要です。
一方、cacooなら様式にとらわれず自由に資料を作成できるため、デザイン性に優れた資料作成に活用できます。
cacooを利用する2つのメリット
作図を行えるツールは複数のサービスが提供されています。
その中でもcacooを利用して作図するメリットを2つご紹介します。
①作成データをチームで共有できる
cacooを利用するメリットは、複数人が同時に作図できることです。
リアルタイムでフィードバックがほしい資料を作図と別でチェックしてもらえたり、同時に違うページを作成できたりします。
一般的な資料作成業務では、1人が作業をしていると、別のユーザーが触れられないことがほとんどでした。
一方、cacooなら、作業者を気にせずに資料を作成できるため、ブッキングする手間を大幅に削減できます。
②コメントで素早くフィードバック
cacooには、コメント機能が搭載されており、次のようなフィードバックを受けられます。
- 修正点のコメント
- チェックした箇所のコメント
- 業務に関するコミュニケーション
従来の業務では、一度資料を作成してチェック担当者に提出する必要がありました。
また、フィードバックをまとめるまで作業が止まってしまうのがネックポイントとなります。
一方、cacooなら全てをリアルタイムで実施できます。
手を止めることなく作図を続けられることから、業務効率化として大きな効果を生み出せるツールとして活用できるでしょう。
cacooを利用する2つのデメリット
便利に利用できるcacooですが、利用するデメリットが2つあるので、事前にチェックしておきましょう。
自社の目的にぴったりなツールなのか確認するためにも、それぞれの特徴を確認してみてください。
①無料期間14日以降は有料プランに移行する
cacooは基本有料のサービスであるため、無料期間を超えて利用する際には有料プランへ移行する必要があります。
無料期間は最大14日間設けられているので、使いやすさや機能をチェックするために利用してみてください。
また無料版のサービスをお求めなら、共有機能は利用できませんが、さまざまなオンライン作図に対応したサービスを以下の記事で紹介しています。
あわせて確認してみてください。
②目的を明確にせず導入すると失敗する
cacooは、Webデザインや書籍作成に利用できるWebデザイン、報告書作成に利用できます。
よって、次のような目的で利用する場合には、別のツールを検討しましょう。
- SNSの投稿画像・サムネイル
- 動画配信サイトの画像作成
何も確認せずにツールを導入してしまうと、目的と機能が乖離してしまい、思うように利用できない可能性があります。
確実に業務で活用したいと考えているのなら、事前に無料期間を利用して使いやすさをチェックしてみるのがおすすめです。
おわりに
この記事では、共有しながら資料を作成できるオンライン作図ツール「cacoo」の特徴やメリット・デメリットをご紹介しました。
同じデータを共有しつつ同時に作成できることから、作成とチェックを同時に行えるのが魅力です。テレワークなど離れた場所で働く部署・チームの作業を効率化できる便利ツールですので、オンラインに対応した作図ツールをお求めなら、ぜひ導入をご検討ください。