社員やチームが離れた場所で働くリモートワーク。
中には、作業効率が悪くて困っている人もいるでしょう。
そこでこの記事では、リモート中のデータ共有を効率化してくれるデータ共有ツールの魅力や、おすすめツールについてご紹介します。
データ共有時の連絡も効率化できるので、ぜひ参考にしてください。
リモートワークの2つの課題
最近では、テレワークといったリモートワークを導入した企業も増えてきています。
ただ、離れた場所で業務のやり取りを行うため、データ共有やコミュニケーションに負担を感じている企業もあるはずです。
中でもリモートワークには、次の2つの課題があります。
- 効率的なデータ共有が難しい
- データ共有の状況がわかりづらい
詳しく解説するので、自社の課題と照らし合わせてみてください。
①効率的なデータ共有が難しい
離れた場所で仕事をする際、各個人がバラバラにデータを保管して作業している企業もあるでしょう。
しかし、個別でデータを管理していると、チームで作業しづらいのが特徴です。
また、メールなどの連絡媒体を利用してデータを一斉送信した場合、毎回全員にデータを送る必要があるので大きな手間が発生します。
もしリモートワークを実施する場合には、リアルタイムでデータを共有できる専用のツールが必要です。
②データ共有の状況がわかりづらい
リモートワークを行う場合、複数人にメールしてデータを送付すると、どのデータが最新なのかが分からなくなってしまいます。
とくに、1つのデータを複数人でまとめて作業しなければいけない場合、誰がどのタイミングでデータに触れているのかを把握する必要があるでしょう。
このデータ共有状況については、PCの既存機能だけでは対応できません。
リモートワークを行うなら、リモートワークで役立つツールを導入しなければ、効率的に働けないと覚えておきましょう。
リモート業務でデータ共有ツールを導入する魅力
前述した課題を抱えている企業があるなら、ぜひリモートワーク用にクラウド上で利用できる「データ共有ツール」を導入してみてください。
ここでは、ツールを導入する魅力について3項目をご紹介します。
①リアルタイムでデータを共有できる
データ共有ツールがあれば、クラウド上にデータをアップロードした瞬間、関係者にデータを共有できます。
事前にデータを共有したい関係者を設定しておけば、その後はデータをアップロードするだけで、自動で関係者に共有できるのが魅力です。
メールなどでデータを共有する場合、毎回送信先を設定する必要があったり、作業状況を逐一報告したりする必要があります。
一方、データ共有ツールを利用すれば、上記の手間を削減でき、瞬時にデータを共有可能です。
また、データ共有ツール上のクラウドを、そのままワークスペースとして利用できるため、リモートワークを行いながらも、近くで働いているような仕事効率を発揮できます。
②大量のデータをまとめて管理できる
データ共有ツールは、大容量のクラウドを利用して、大量のデータを共有できます。
利用するツールによっては、有料版を利用することにより、大容量のデータを共有することも可能です。
また、無料版の中には数GBのデータを共有できるものが多数あります。
こまめにデータ管理を行えば、お金をかけずに大量のデータをまとめて管理できるでしょう。
例えば、1業務分のデータをクラウドで管理し、業務が終わったら、別の業務データと入れ替えるようにすれば、少ないクラウド容量でも問題なく利用できます。
③操作者・閲覧者をチェックできる
データ共有ツールでは、誰がどのデータに触れているのかを即座に確認できます。
中には、ブッキングしてしまうとデータの変更や追加がおかしくなる場合もあるため、リモートワーク時のデータの共有ミスを防止できるのが特徴です。
また、操作者に対して、データ共有ツール内でコメントを残せます。
例えば、次のような目的でコメントを残してみてはいかがでしょうか。
- 一緒に作業をお願いしたいこと
- チェックした内容の指摘
メールなどを利用したリモートワークでは、誰がどのデータに触れているのかを確認できないことから、リモートワークを効率化する重要な要素だといえます。
おすすめデータ共有ツール3選
最後に、リモートワークで利用しやすいデータ共有ツールを3つご紹介します。
特徴や利用するメリットも含めて解説するので、ぜひ参考にしてください。
①Googleドライブ
GoogleドライブはGoogleが提供しているクラウド版のデータ共有ツールです。
PC・スマホから簡単に利用できることはもちろん、Googleが提供する次のツールとの連携が行えます。
- Googleドキュメント
- Googleスプレッドシート
- Googleカレンダー
それぞれ業務で利用しやすいツールですので、普段からGoogleのツールを利用している方がいるなら、導入してみてはいかがでしょうか。
ツールの特徴 | |
容量 | 15GBまで無料 |
②Dropbox
DropboxはDropbox.incが提供するクラウド版のデータ共有ツールです。
データ共有で利用できるほか、連携できるサービス・ツールが豊富にあるため、別ツールでダウンロードしたデータなどをDropbox内に直接保存し、共有できます。
長く親しまれているツールであり、他にも複数のビジネス向けサービスが提供されているので、リモートワークの導入ツールとして検討してみてはいかがでしょうか。
ツールの特徴 | |
容量 | 2GBまで無料 |
③DocBase
DocBaseは、株式会社KRAYが提供しているビジネス向けのクラウド版のデータ共有ツールです。
データ共有ツールとしての機能だけではなく、文書作成やデータ解析といった幅広い機能を利用できます。
他2つのツールとは異なり、有料版での提供であることから、リモートワークに対応しやすいベースツールとして利用できるのが魅力です。
ツールの特徴 | |
容量 | スタータープラン:3GB(990円/月)
ベーシックプラン:10GB(4950円/月) レギュラープラン:30GB(9900円/月) ビジネス100プラン:100GB(21450円/月) |
おわりに
この記事では、コミュニケーションやデータ共有に手間がかかるリモートワークの課題を解決する方法として、データ共有ツールの魅力とおすすめツールについてご紹介しました。
基本無料で利用できるツールも豊富にあり、今すぐ導入できるツールも豊富にあります。
リモートワークで発生していた共有の手間やデータ編集のブッキングなどを避けるために、ぜひ導入をご検討ください。