多くの企業で導入されだしているリモートワークですが、社内外のコミュニケーションが難しくなるという課題があるのをご存じでしょうか。
そこでこの記事では、リモートワークを効率化するライブ配信ツールの魅力と、おすすめツールについてご紹介します。リモートワークのネックポイントを解消できる魅力があるので、参考にしてみてください。
企業のリモート化に伴いライブ配信ツールが必要不可欠に
新型コロナウイルスのまん延やIT化・DX化の進行に伴い、今までの企業集約型の働き方から、自宅を含む好きな場所で働くリモートワークが普及するようになりました。
リモートワークは、ある人は自宅で働き、またある人はコワーキングスペースで働くなど様々な選択肢があるのが特徴です。しかし、リモート化に伴い、社員間のコミュニケーションが次の通り難しくなっています。
- 対面で会話できないため、連絡しづらい
- 外部打ち合わせのスケジュール調整に時間がかかる
- ファイル共有に合わせて別個で連絡が必要
上記のネックポイントは、様々な作業を二度手間にしてしまうことです。そのため、今までの企業集約型の働き方のほうがよかったと感じている人もいるでしょう。
そこで、上記のネックポイントを解消するために普及し出したのが、ライブ配信ツールです。すでに導入をすすめている企業も増えていますので、次項よりその魅力を深掘りしていきます。
ライブ配信ツールを利用する魅力
ライブ配信ツールを導入する魅力は、大きく分けて3つあります。
まずは、自社の課題を解決できるのか確認してみてください。
①リアルタイムでチームコミュニケーションが取れる
ライブ配信ツールは、無料版だと最長40分〜1時間、有料版だと無制限でビデオ通話を実施できます。インターネット環境があれば、数百人規模の参加者を募ることもでき、リアルタイムでチームコミュニケーションが取れるのが魅力です。
従来のリモートワークだと、誰がどのように動いているのか不明確でした。しかし、ライブ配信ツールがあれば勤務時間中はずっと活動状況を共有できるため、社員の動きを可視化できます。
個別でチャットを送れるなど、全員に聞こえないようなやり取りも可能です。さながら、職場で集まって仕事をしている環境を作り出せるといえます。
②外部への打ち合わせでも集まる必要なし
企業集約型の働き方だった時には、打ち合わせ場所の確保を行い、社員数名で集まって打ち合わせへ出かけるのが当たり前でした。また、リモートワークが始まった当初も、社員各自で連絡を取りつつ、集合場所や打ち合わせ時間などを設定する必要があるなど、スケジュール調整に手間がかかっていたはずです。
これに対し、ライブ配信ツールがあれば、ビデオ通話上で連絡を取り合えるためスケジュール調整をスムーズ化できます。また、ライブ配信ツールを利用して、オンライン上で外部の人と打ち合わせすることも可能です。
移動、スケジュール調整といった二度手間を削減してリモートワークに専念できることから、業務効率化として役立つツールだといえます。
③ファイル共有機能が便利
ライブ配信ツールには、ファイル共有機能が設けられているため、必要なデータや資料を素早く関係者に送ることが可能です。例えば、次のような方法で情報を共有してみてはいかがでしょうか。
- ファイルアップロード機能を使って参加者にダウンロードしてもらう
- 画面共有機能を使って、見せたい資料を表示させる
各自で保存してほしいとき、見てほしい資料があるときなどに共有機能が力を発揮します。まるで資料を手渡しするくらい簡単にデータ・資料を共有できるので、役立ててみてはいかがでしょうか。
今すぐ使いたい!おすすめのライブ配信ツール3選
それなら、知名度および人気度が高く、充実したコミュニケーションを実施できる3つのツールに目を通しておきましょう。
各種ツールの特徴や料金を含めて紹介するので、参考にしてみてください。
①Zoom
ライブ配信ツールのZoomは、世界トップシェアを誇る人気のツールです。PC・スマホの両方で利用でき、シンプルな機能性で初めての方でも安心して利用できます。
Zoomの特徴 | |
利用できるデバイス | スマホ・PC |
無料版 | あり |
有料版の料金 | プロプラン:1,600円/月(100人対応) |
利用時間 | 無料版:40分
有料版:無制限 |
動作も軽く、視覚的情報だけで操作画面を理解できるのも魅力です。興味がある人は無料版から導入してみてはいかがでしょうか。
②GoogleMeet
GoogeMeetはGoogleから提供されているライブ配信ツールです。Googleが提供するサービスと連携できることから、Googleユーザーの多くが利用しているツールだといえます。
GoogleMeetの特徴 | |
利用できるデバイス | スマホ・PC |
無料版 | あり |
有料版の料金 | プロプラン:1,360円/月(150人対応) |
利用時間 | 無料版:60分(1対1は24時間)
有料版:無制限 |
Googleスケジュールを利用すれば、チームでスケジュール内容を共有できることから、仕事内容全体を可視化できる魅力があります。仕事内でGoogleのサービスを利用する機会がある人は、導入を検討してみてはいかがでしょうか。
③Teams
TeamsはMicrosoftから提供されているライブ配信ツールです。Microsoftが提供しているスケジュール機能との連携ができ、チームを編成してチャットグループを作成できるなど、リモートワークに最適の機能がつまっています。
Teamsの特徴 | |
利用できるデバイス | スマホ・PC |
無料版 | あり |
有料版の料金 | プロプラン:540円/月(300人対応) |
利用時間 | 無料版:60分
有料版:24時間 |
金額は比較的安く、officeソフトのサブスプリクションにまとめて利用できるため、Microsoftを利用する会社であれば、ほとんど無料同然で利用できる魅力があります。
ライブ配信ツールの選び方
それぞれ特徴の異なるライブ配信ツールですが、どれを選べばいいか迷っている人もいるでしょう。それなら、次の項目を参考にツールを検討してみてください。
- 自社で普段から利用しているサービスを参考にする(Google、Microsoftなど)
- 利用料金から決める
- まずは無料版に触れて試行期間で判断する
リモートワークという離れた場所で働く環境なら、とにかく作業を効率化することが重要です。まずは始めやすい項目から検討してみて、よりよいライブ配信ツールを導入してみてはいかがでしょうか。
おわりに
この記事では、ライブ配信ツール導入の魅力とおすすめツールについてご紹介しました。近年のリモートワークの浸透によって、ほとんどの企業がオンラインで仕事を行うようになりました。
また、外部とのやり取りを効率化することにも利用できるため、まずは無料版の導入から検討してみてください。