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【GAS】Googleが提供する無料の自動化ツールを徹底解説【特徴・できること】

 

「RPAに興味があるけど、お金がかかるのは嫌だなぁ」

それなら、Googleが提供する無料RPAツール「GAS」を利用してみてはどうでしょうか。

この記事では、現在RPAの導入を検討している人向けに、基本無料で利用できる「GAS」の特徴や魅力を解説しています。

GASで自動化できること、できないことについても紹介しているので、ぜひチェックしてみてください。

GAS(Google Apps Script)とは?

GASとは、Googleが提供する無料のRPAツールのことです。
正式名称をGoogle Apps Scriptと言い、最小限のプログラミング知識で利用できることから初心者でも利用しやすい自動化ツールとして注目されています。

GASの魅力は世界的大企業Googleが提供している部分にあります。
何も知らない企業から公開されているRPAを見ても「本当に使って大丈夫なの?」という心配をしてしまいますが、Googleであればその心配が不要です。
無料で利用できるのも大きな強みですので、まずは一度触れてみてはどうでしょうか。

GAS(Google Apps Script)の利用はこちら

有料版利用の価格表はこちら

GAS(Google Apps Script)のもつ3つの特徴


つづいて、GASのもつ3つの特徴を解説します。
Googleが提供する自動化ツールだからこその魅力がたくさんあるので、ひとつずつチェックしてみましょう。

①Googleサービスと高い連携性を持つ


Googleアカウントを持っている人はGASの導入がオススメです。

GASは、Googleが提供するサービスと高い連携性を持っており、自動化作業をGoogleサービス内で完結できる場合があります。たとえば、ドキュメントやスプレッドシートで整理した情報をGmailで共有するという一連の作業の自動化が可能です。

また、他社で提供されているRPAの場合、他サービスとの連携性が低いものもあれば、制限が設けられているものが多くあります。一方、Googleという大きなプラットフォームであれば、それらの障害が少なく最小限に抑えられます。

GoogleではGAS以外にも様々な無料サービスが利用できるので、連携機能を活用してみてください。

Googleが提供している無料ツールはこちら

②無料でRPAを開発できる


GASは
基本無料で利用できるRPAツールです。

これに対し、他社から提供されているRPAツールは、1ヶ月ほど設けられている「お試し体験期間」を超えると有料で利用しなければならないというものが多数あります。

GASは、基本利用が無料であるため、無料範囲内での作業にストレスを感じなければ、長期的に無料で自動化ツールを利用できます。たとえば、次のような上限が設けられているので、無料版の自動化に支障がないかチェックしてみてください。

スクリプト実行時間 6分/実行
カスタム関数実行処理 30秒/実行
カレンダーのイベント処理 5,000回 / 日
1 日あたりのメール受信者数 100回 / 日
Google マップの方向クエリ 1,000回 / 日

 

もっと詳しい条件を知りたい方はこちらをチェック

 

③ローコードで開発できる


RPAといえば、自動化したい作業をひとつずつプログラミングして動作させるイメージがあります。なんと、GASはあらかじめ
処理作業がブロック化された「API」が組まれている状態で利用できることから、シンプルな作業ならノーコード、細かい設定ではローコードで開発できます。

必要最低限のプログラミング知識があれば、誰でも簡単に利用でき、また、知識がなくても直感的にカスタマイズできる便利なツールです。

GASは初心者向けのRPAツールとして人気を集めているので、ぜひ導入を検討してみてください。

GAS(Google Apps Script)できること・できないこと


Googleが提供する
高品質なRPAツール「GAS」ですが、中にはできない処理があります

そこで、ここではGASができること・できないことを簡単にご紹介します。目的にあった自動化処理が実行できるか、それぞれチェックしていきましょう。

①できること


GASは、基本的に多様な目的で利用できます。
Googleが提供するソフトはもちろん、Googleサービス外のソフトまで幅広く自動化を行えます。

自動化できる項目は主に次の通りです。

  • Googleサービス内のツールなら全て自動化できる
  • アンケートフォームに入力してくれたユーザーに自動返信
  • 整理したデータから請求書を自動作成
  • 作成した複数のデータをPDF化
  • Twitterの自動投稿
  • ネットの情報を自動で表にまとめる

GASを利用すれば、人が手作業で行う処理のほとんどを自動化できます。もし、今まで単純作業に時間を取られていたというのなら、GASを利用して仕事を自動化してみてはどうでしょうか。

②できないこと


便利で多様な使い道を持つGASですが、じつは次に示す2つの処理が行えません。

  • Microsoftのツールと連携
  • 6分以上の処理

まず、MicrosoftはGoogleの競合企業であることから、サービスとしてMicrosoftとの連携が遮断されています。Microsoftをメインに扱うユーザーである場合に大きなダメージとなりますので、導入前にGoogleアカウントに乗り換えられそうか確認してください。

また、自動化処理を行わせる中で大規模な処理を実行するのなら、その処理時間がどれくらいになりそうか確認しておきましょう。GASは6分以上の処理に対応できません。もし、その時間を超える処理を行うと「強制終了」してしまうので注意が必要です。

 

まずはGASの無料版を利用してみよう


この記事では、RPAツールとして人気を集めるGASの特徴、このツールでできること・できないことを解説しました。

基本無料で利用できるので、導入ハードルが低いという魅力を持っています。また、Googleユーザーであれば、すぐに使い方を覚えられるのもメリットではないでしょうか。

もし、仕事効率を上げるためにRPAの導入を検討しているのなら、まずはGASを無料で利用してみるのがオススメです。Googleアカウントがあればすぐに利用できるので、ぜひ触ってみてください。

GAS(Google Apps Script)の利用はこちら

 

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